【はじめに】
こんにちは〜。じゃにやまです。
今期も構築記事を書きました。
気長に読んでもらえるとありがたいです
【構築経緯】
今期の序盤中盤ランクマを潜っていた際構築を見た瞬間に型の決め打ち、選出の決め打ち、プレイングの決め打ちをするプレイヤーが普段のシーズンよりも多くいると感じたので偽装パのような相手との認識をずらす構築が刺さると感じそういった方向性で構築を組み始めた(感覚的にはシーズン6に近い)
色々試した結果レジエレキを入れてると相手は壁からの後発展開にプレイングを寄せてくる事が分かったのでレジエレキを投入
レジエレキを入れることにより相手は後発展開に見えて先行ダイマ切られると思ってないため先行ダイマ要因として鋼テラスの鉢巻悪ラオスを採用
残りの面子は鉢巻悪ラオスからの対面選出の駒としてブーエナカミとパオジアン
相手の選出誘導要因であり、対面選出が通らない場合の展開エースとして巧み水テラバサフゴとドオーを採用した
①レジエレキ@粘土
性格:臆病 テラス:氷
179(188)-×-102(252)-120-70-251(68)
10万/電磁波/両壁
・スカーフイーユイ、スカーフラオス抜き
・ガチグマの根性発動前のぶちかましをリフレク込み確定耐え
・ハバカミのムンフォ確定耐え
S種族値200によりスカーフイーユイやスカーフウーラオスにも行動保証がある壁要因
唯一行動保証がないのは初手ブーエナカミでフェアリーテラス切られること
それ以外には大体の場面で両壁貼れて裏のポケモンに繋げる
電磁波があるとブーエナカミを鉢巻ラオスやパオジアンで安定して処理できるし、舞カイリューにも強くなる
②パオジアン@襷
性格:陽気 テラス:格闘
155-172(252)-100-×-86(4)-205(252)
つらら/聖剣/剣舞/不意打ち
初手鉢巻悪ラオスで荒らした後に出す2番手エース
後発から出すパオジアンは数的不利を捲る剣舞があるとかなり選出しやすい
パオジアンの格闘テラスが水ラオス、ドラン、ノマテラカイリューにリーチが伸びてめっちゃ強かったので対面構築を使うのであればオススメ。
鉢巻ラオスで初手テラスを切る際、ラオスにラオスを後投げして誤魔化していくプレイヤーがかなり多いが
暗黒強打で削れれば削れるほど格闘テラス聖剣圏内に入りやすくなりパオジアンの一貫が作りやすい
ヒードランに関しては普通の聖剣であれば耐えられるが格闘テラス聖剣で93-112%の乱数で落ちる
ヒードラン以外にテラスを切らせてる状況下だと楽だし、普通の聖剣は耐えられるからか大体のヒードランはテラスを切ってこない
ヒードランは安易にテラスを切るとハバカミのフェアリー技が一貫してしまうためだと思う
余談
前期運が良かった分今期は運が悪くつららで全然怯まないしつららが外れて負けた試合は数え切れない。まじでアイススピナー採用するか悩むレベルだったけど我慢した。
③ドオー@マント
性格:慎重 テラス:水
特性:天然
237(252)-95-102(172)-×-144(84)-40
地震/毒々/呪い/再生
サフゴとドオーというオオニューラガンメタポケモンが2体もいるためオオニューラを初手で投げてくる人はほとんどいないことにシーズンの中盤に気づき、オオニューラ入りにも初手鉢巻悪ラオスをバンバン投げたし、存在することにパオカミが苦手な毒菱から彼らを守ってくれた
毒菱を回収できるポケモンは様々いるが自身が呪い+テラスタルにより展開エースになれるためエレキとの相性を考慮してドオーを選択した
④サーフゴー@残飯
性格:図太い テラス:水
194(252)-×-149(164)-154(4)-122(88)-105(4)
ゴルラ/テラバ/巧み/再生
・テラスタル時眼鏡ハバカミのテラスムンフォ最高乱数切り耐え
パオカミラオスのアグロ選出が通らない場合の裏エース
パオカミラオスではハッサムがきつすぎるのでハッサムがいる場合はエレキからのサフゴ展開をする
レギュDはアグロな構築が多いため出しどころは難しいが壁と合わせて様々な動きに対応できるのが強い
壁サフゴのサイクル破壊性能はこの環境でも健在で
ディンルーイーユイやイーユイハッサムみたいなのに安定行動だけで勝てるのが良い
自分が実際にシーズン5で使っていた型であり、配分もこれがしっくり来る
D88振ることで有象無象の特殊ポケモンの攻撃もミリ耐えしてくれた。水テラス切った後に眼鏡テツノツツミのフリドラを有利乱数で耐えてくれるぐらいには硬い。
⑤一撃ウーラオス@鉢巻
性格:陽気 テラス:鋼
175-182(252)-120-×-81(4)-163(252)
強打/インファ/アイヘ/とんぼ
レジエレキと一緒にいる事でグローブ水ラオスに見え、パオジアンと一緒にいる事で悪ラオスではなさそうという先入観から来る鉢巻悪ラオスの高火力の押し付けが強い。
レギュレーションDは【様々なポケモンにきちんと対応する】というよりも【自分のやりたいポケモンをやる】という人が多かったので、そういった有象無象の構築に鉢巻悪ラオスのアンパンチが刺さる
ただ終盤は明らかに悪ラオスを意識したフェアリーテラバが色々な所から飛んできてまじで地獄だった。
テラスは鋼。ハバカミやミミッキュに対する行動保証のテラスであり、初手テラスを切って消耗した状態でもカイリューの神速を耐えやすく、マリルリとかもゴリ押せたりする。
カイリューやレボルトと対面した時は飛行テラバのケアで初手テラスを切る。カイリューの初手飛行テラスはASぶっぱなので鉢巻暗黒強打で確2取れる。
ただカイリューの場合は竜舞からの地震という選択もなくはないので、カイリュー以外にテラス前提のポケモンが何体いるか、カイリューの取り巻きにミミッキュやテツノツツミなどのストッパーがいるかで初手飛行テラバがあるかどうかを考える。ラオスを失ってもいい場合は鋼テラス切らない時もあった。
ランド対面鋼テラス暗黒強打。「は?地震打たれたらどうすんの?ww」って思う人もいるだろうが、スカーフランドの場合は【襷ケアのとんぼからの悪技半減のポケモンに交代】
【悪ラオスの襷を切って飛行テラバ】のどちらかしかあり得ないと判断して鋼テラスを切っていた。ランドがいる構築はサイクル構築が多く、スカーフランドのHPを削られるのを嫌がるためスカーフ地震突張されることは一度もなかった。ちなみにスカーフ以外なら地震打たれることは全然あると思いますが、その場合は上から強打でワンパンもしくはパオカミ圏内に入ってるので問題ない。
ヒードラン対面鋼テラスアイヘ。「おい、マグストどうしてんの?ww」って思う人もいるだろうが、ヒードランは初手に出すポケモンじゃないのに出てくる時点でテラス前提のアタッカー。初手テラスを前提にするならフェアリー以外あり得ないため鋼テラスアイヘは全然打てた。ヒードランがラオスのインファで縛られているためフェアリーテラスは露骨すぎると思う。
パオジアン、ガブリアス、ディンルーのフェアリーテラスは再戦以外一点読みできないので降参
⑥ハバタクカミ@ブーエナ
性格:図太い テラス:フェアリー
146(124)-×-117(252)-161(44)-156(4)-166(84)
ムンフォ/電磁波/甘える/痛み分け
・ステロ+パオジアンの意地っ張りつらら落とし耐え
・スカーフウーラオス抜き
ブーエナカミは【エース運用の瞑想型】と【ストッパー運用の甘える型】がいて、最初環境に多い水テラスの身代わり瞑想型を使っていたが、瞑想型だと普通にカイリューに負けれるため甘えるを採用した。対戦相手からも今甘えるカミとかいないからカイリューでカミに殴り勝てると思われていた。
またパオジアンを受けていたヘイラッシャが環境から数を減らしてるので、対面選出でパオジアンを見るという視点が大事でそういう意味でも甘えるは重宝した
基本選出
パオカミラオス
ラッシャを破壊すればパオジアンが通る
ドランを破壊すればハバカミが通る
ドランにテラスを切らせることができればハバカミのフェアリー技が一貫する
つまりパオカミラオスでただ殴り続けることでどれかが通る
パオカミラオス自視点でも相手視点でもまじで強いよなぁ
見せポケにして基本選出通すのも強い、普通にパオカミラオスのアグロ選出も強い
これら3体の全ての型やテラスをケアしようとするとドランやカイリューとかが無理になってくる
自分もランクマをやっていて相手の構築にパオカミラオスがいた時にそれ以外の軸が見えたとしてもパオカミラオスをガン切りすることはできないから本当に強いと思う
きついポケモン
・有象無象のフェアリーテラス
襷以外の悪ラオスの弱点が知れたいいシーズンだった。
・ディンルードヒド
相手視点は電気パオや身代わり瞑想カミ、鉢巻ラオス、シャドボ巧みサフゴ、貯水ドオー、など様々な事をケアしなければいけないが、こちら視点はレジエレキからのサフゴ展開で相手のポケモンを1匹だけ削ってTODを狙うしかない。サフゴの水テラバを見たら相手はサフゴにドヒドを投げてくるのでそこから再生のPPを枯らすTOD
実際はドヒドイデ投げられず相手も対面選出で来ることが多かった、相手目線もきついと思う
・ハッサム
ヒードランが環境にいることによりブーエナカミにマジフレを入れる余裕がないためパオカミラオス選出では勝てない。
ハッサムに有利なレジエレキからのサフゴ展開を通す方向で行く。
・テツノカイナ、イーユイ、キノガッサ
パオカミラオスカイリュードランなどの事を常に考えているため正直どうしても手薄になる
・イダイトウ
やることが分かりきっているため対策をしたいが正直イダイトウなんか対策してる余裕がない
【レギュDについて思うこと】
ここからは構築記事とは関係ない内容なので興味ない方は戻りましょう
レギュD難しくないですか。めっちゃくちゃ。普通に苦手ルールです。
パオカミカイリューラオスドランなどへの各種テラスタルや型への全対応を考えながら、それ以外の有象無象の構築にも対応することを考えた時に何度も机上論が破綻して構築が組めなかった。
レギュCと違い単純にプールが広くなりすぎてその分の対応を構築段階で用意するのが難しいと思います
特にサイクル構築が組んでる途中で願望になるなと思いました。
↓↓↓↓↓
・ヒスイヌメルゴン入りのサイクル構築
ドランのマグスト当たったら負け、避けたら勝ちの試合があまりにも多すぎる
ヌメルゴンに地震があってもマグスト+身代わり+テラスタルで余裕で負ける
・レボルトラッシャヌメル
レボルトはカイリューに対してボルチェンからラッシャ引きをしたいがそもそも初手神速打たれてレボルトが削れるのが痛い(しかもノマテラ鉢巻だとワンパン)、かといってボルチェン打たずにラッシャ素引きは弱いからカイリューに対して動きが決まってないのがやばい
あとレボルトがパオジアン対面圧力なさすぎて、鉢巻悪テラス噛み砕くや交代読み電気テラバ打たれても文句言えないからラッシャに引く動きがただただ弱いなと思う
・スカーフラオスのとんぼ返りサイクル
初手パオジアンに安定するように見えて
草テラス、電気テラス、フェアリーテラス、聖剣突っ張してきた時の引き先を用意しながら、初手エナジーカミ、初手ラオスミラー、初手飛行テラバカイリュー、眼鏡サフゴとかまで引き先用意できない
あと普通にスカーフパオジアンが無理、ディンルーも重い
ドランだけでハバカミ見てる選出なので水テラス身代わり瞑想カミきつすぎ。草テラバで切り返せればいいけど上手く通されると負け。
・HBカイリュー+チョッキドラン
ドランのマグストに後投げできるポケモンってカイリューぐらいしかいないけどカイリューHB枠にするとパオジアン重すぎる。テラスで誤魔化すにしてもさすがに無理がある。
・スカーフマスカーニャ+アマガドオー
アマガでパオジアンが受けれない
後発から来るパオジアンに勝てない
・スカーフロトム+ドオー+パオジアン
ドオーパオジアン対面できた時点で不利
噛み砕くも火力もないパオジアンである前提じゃないとロトム投げできない
・鉢巻パオジアン+HBモロバレル+チョッキディンルー
鉢巻パオジアンでテラスを切った後の相手の後発パオジアンがきつすぎる
・スカーフランド+悪ラオス+セグレイブ
初手水ラオスの場合、スカーフ水ラオスケアしてセグレイブバックしてもラオスが襷かスカーフかが分からないため水流+インファでセグレイブが死ぬ。スカーフの場合は水流連打で突っ込むためテラスしてスカーフなら死ぬ。
スカーフランドで飛行テラバを切っても、ラオスが水テラスを切っていた場合や襷の場合アドが一つもないのでラオス対面で安定する選択肢なし
水ラオス対面で安定する選択肢なし。
パオ側がスカーフフェアリーテラバで突っ込んでラオスに水テラス切られると負け。
対面や展開にももちろん穴はあるけど、サイクルは対応がベースの構築なのに環境上位にいるポケモンにすら対応出来ず他の有象無象のポケモンへの対応まで考えるとサイクル無理やなぁって思ってました。
その他箇条書きでレギュDについて思うこと
・9世代のサンダー弱いのになんで使ってる人おるんやろ?運ゲー以外に強い要素ないやん
・レギュCはパオの運ゲーにガチガチに組める余裕があったけどレギュDはプール広くなりすぎて運要素拒絶することにリソース割けない
・ドロポンやマグストを軸にしてる人の運が羨ましい
軸以外なら俺も採用できるけど軸は絶対無理
つらら落としは上振れ込みで外し分を回収できるし怯まなくても削ることはできるから
比較対象にならない
・どんなレギュでも無理な構築は存在するが手で数えれるレベルじゃない
読んでいただきありがとうございました!!