【はじめに】
こんにちは!じゃにやまです!
今期も記事を書きました!
気長に読んでくれるとありがたいです!(^O^)
【構築経緯】
禁伝2体環境は【スカーフカイオーガの潮吹きを耐えるH199D152ザシアン】が減少傾向にあるので、大体のザシアンが最大でH252振りまであると思いザシアンをゼルネアスのC+2ダイサンダーで落としきれる事が増えるのではないかと考えた。
具体的に言うとH252ザシアンに
まきびしを1回入れれば控えめゼルネアスの雷媒体ダイサンダーが90-108%、2回いれれば94-112%で落ちる。
まきびしを1回しか撒けなかったとしても乱数50%で勝負ができる事と相手のザシアンがHに振りきってない事がある事、ザシアンがいない構築にはかなり有利な試合展開ができる事を考えると十分勝率を出せると考え構築作成に踏み切った。
禁伝1体環境の時はHDベースのザシアンがいる関係でまきびしを撒いてもジオコンダイサンダーで落としきれない可能性が高いので、【壁込みで特化きょじゅうざん+石化】を耐える調整を施してザシアンの攻撃を無理やり耐えながらザシアンを落とすという方法が主流だったが、当然ながらきょじゅうざんを被弾せずに落としきれるのが理想であるし、禁伝2体環境では「ザシアン+メタモン」の並びがあまりにも多すぎるため、きょじゅうざんを耐える調整をしても
【きょじゅう+石化+スカーフムンフォ】でゼルネアスが倒れてしまう。
ザシアン軸のサイクル構築に対してこの調整は有効だが
この環境ではきょじゅうざんを耐えるよりも一撃でザシアンを落とすという視点の方が大事だと思う
①クレッフィ@光の粘土
性格:図太い
164(252)-×-157(252)-100-108(4)-95
まきびし/両壁/てっこう
この環境はザシアンと毎回マッチングするので、ザシアン軸にもゼルネアスを通す選択が取れるようにしなければいけないので「まきびし」が必須技だと思う。
飛行タイプに効かないがザシアンを1/8削れるステロみたいな感覚で使うとこの技の意味を理解しやすいと思う。
相手から認識しにくいステロなのが強い。
そしてクレッフィと言えばてっていこうせんだが、相変わらず下振れをケアできる技なのがとても良い。
特にジガルデの身代わりをてっていこうせんで割りつつ、後発カイオーガやゼルネアスを身代わりがないジガルデと対面させる動きが非常にメンタルに優しかった。
②ゼルネアス@ハーブ
性格:控えめ
201-×-115-201(252)-119(4)-151(252)
ドレキ/雷/選択/ジオコン
技構成は壁を使う上で必要なドレインキッス、ダイサンダーを最大火力で打てる雷は確定。雷は命中不安だが自分や相手のカイオーガの雨の恩恵を受けて必中で打てることが少なくなかった。
ラストの技はハピナスを倒せるインファ、HBサンダーの電磁波を遮断できる身代わり、環境に多いナットレイを倒せるきあいだまなど色々使っていた。
最終的には単体性能を底上げできるムンフォを選択したがムンフォがあると初手ゼルネアスで適当に荒らして後発カイオーガやエースバーンを通すなどの壁なしでの動きやすさを飛躍的にあげることができる。
ただドレキと雷で基本的にあらゆる盤面に対応できるのでここに関しては
選択だと思う。
Sは準速にしていたが
スカーフBS黒バドやダイジェットを2回積んだHBホウオウ、S+1エースバーン、レジエレキ、S調整カイオーガやディアルガなどを抜くことができ、Sを伸ばしていて得をする場面はけっこう多かった。
③メタモン@襷
今期初めて違法メタモン使いました。カイオーガに絶対にスカーフを持たせたかった所とこのポケモンがいないとザシアンクレッフィ対面で初手剣舞押されるだけで試合が終わるので採用せざるを得なかった。
このポケモンはコピーする対象を明確に決めてそのポケモンで詰めきれるのが選出画面で見えた時初めて選出ができる。(この構築でのコピーする対象はザシアンと黒バド)
何でもかんでも選出すると例えスカーフを持たせていたとしても同速勝負で勝たないと勝てない試合ばかりになるので順位をあげることができない。
襷メタモンなので同速はもちろん負けまくったが、同速に負けても勝てるように試合運びをすると意外と同速に負けたことが勝率に響かないのがわかったのは大きい。
例外として襷黒バドに対しては理不尽な同速運ゲーを仕掛けに行っていた。
結局黒バドは終盤でもメタモンを切っているし、ザシアンも黒バドも使ってない俺ですらメタモンケアしてるのに黒バドがケアしてないのあり得なくね?って気持ちでメタモンを合わせていた。初手メタモンは犯罪だがどう考えてもザシバド絶対初手で出すのが読めるときは初手でも投げた。
④カイオーガ@スカーフ
性格:臆病
176(4)-110-202(252)-160-156(252)
しおふき/波乗り/原始の力/雷
壁ゼルネが出しにくそうな構築が来た場合に対して、【珠エースバーン+スカーフカイオーガ】の制圧力が強そうに感じたので採用した。
この環境では禁伝どちらか1体はダイマをせずに強い型にすると、禁伝2体の同時選出がしやすくなるし一般ポケモンにダイマ権を譲りやすくなり構築として綺麗になる(ザシアンが環境にいっぱいいるのはそういうこと)
構築経緯の所で「カイオーガのしおふき耐え調整ザシアンが減っている」と話したが、それは環境で控えめチョッキや珠持ちのカイオーガが台頭してきたからであり
オーガのしおふき耐え調整をするメリットが減ったからである。
実際カイオーガが明らかに重い構築以外は、カイオーガのしおふきでザシアンをワンパンできる事が多かった。
このポケモンは壁ゼルネアスの軸自体と相性が良く、クレッフィを見てかなり選出されやすいカバラグランド辺りに強く、これらとカイオーガが対面したときに相手に与える負荷が大きい。
またゼルネアスの苦手な日食ネクロ、エースバーン、ザシアンとも戦えるし、
メタモンを対策する並びである(ザシアン+ヌオー)、(ザシアン+HBサンダー)、(黒バド+バンギ)などの多くのメタモン対策ポケモンに対してスカーフカイオーガが一貫しやすい。
例えば【エースバーン+スカーフカイオーガ+メタモン】と並べることで相手がザシヌオーを投げていればカイオーガが一貫し、ヌオーを切っていればメタモンが一貫するという状況が作れる。
ゼルネオーガが普通に並びとして強いなと思う。
技構成について一つだけ言いたくて、ゼルネオーガはヌケニンを強烈に誘うので原始の力を採用した。多分20発ぐらいは打ってる。
スカーフを持っている関係上
原始の力を当てる際に交代を読まなければいけないが、
この構築を使っていて相手が
ヌケニンを選出しているかいま出してくるかはかなり読みやすい方だったから深読みして負ける試合は一回もなかった。
相手目線クレッフィの撒き菱でヌケニンを対応するように見えるから原始の力はケアされなかったんだと思う
ただカイオーガヌケニン対面ができてからだとケアされる可能性があるので交代際にちゃんと原始の力を押したり、襷ヌケニンをケアしてダイロックを打ったり、原始の力を襷で耐えられた後に交代読みでヌケニンに向かってダイストリームを打つなどよく考えて技を選択する必要がある
ヌケニンはステロを撒かれやすい構築だとブーツが多く、イベルタルと組んでるヌケニンは襷が多かったように思う。(イベルタルのダイマ圧を利用して襷ヌケニンでダイマを枯らすため)
⑤エースバーン@珠
性格:意地っ張り
157(12)-182(240)-95-×-96(4)-171(252)
ボール/インパクト/思念/コーチェン
非ダイマ状態で強いスカーフカイオーガを採用したことにより一般ポケモンでダイマックスを切りやすくなったので採用した。
このポケモンの役割は相手のポケモンを必ず1匹倒してゼルネアス、カイオーガ、メタモンのどれかが通るような状況を作ること。きちんとした技選択さえすれば確実に役割を遂行できるのがこのポケモンの強みだと思う。
技構成は禁伝2体環境だが、色々考えたあげく禁伝1体環境の時と同じになってしまった。
イベルタルに対してゼルネアスと共に制圧してもらうためのギガインパクト
ムゲンダイナがクレッフィ対面でコスパをガン積みしてゼルネアスに備えようとしてくるのでそこに刺さるダイサイコ媒体の思念
コートチェンジは
例えば相手の構築がダイナ、ネクロ、ロンゲ、サンダー、ポリ2、ゲロゲみたいな感じだとしてもこのエースバーンなら投げることができる
相手が取ってくる選択は
(1)初手ダイナのコスパ
(2)初手ネクロ
(3)ゲロゲや珠サンダーによる初手ダイマ
(4)ロンゲの壁からのネクロダイナ展開などが考えられる。
自身の構築もそうだが壁以外の行動が選択できる構築は非常に多い。
壁以外のケアができるポケモンで壁を対策すると、ロンゲなどを見てもいちいち選出が歪まなくなる。
初手ダイマが最も苦手である壁構築への対策、壁ゼルネが勝てない壁ネクロへの回答という意味もあるが、相手が壁で来なかった場合の対応ができるという意味合いが強い。
相手の壁に対してこちらもクレッフィを投げれば条件をイーブンにできるが、壁ネクロやコスパダイナ、物理特殊分からないガマゲロゲとかに対して解決になってないし
相手が壁ポケモンを切ってきたときに「エースバーン初手ダイマすれば勝てた試合だった」みたいなのが一番もったいないと思うからコートチェンジを採用した。
⑥トリトドン@残飯
性格:図太い
218(252)-×-132(252)-112-102-60(4)
大地/身代わり/欠伸/再生
ザシオーガに壁ゼルネアスを通すことを意識して採用した。
クレッフィでまきびしをいれてトリトドンで欠伸ループにいれるムーブがとても強い。
S1の時に流行ったコータスブラッキーと要領がかなり近いです。
例えばザシアンに対してリフレク→まきびし→トリトドンに交代することで確実にステロ欠伸ループにいれることが出来る。
ザシアンが初手剣舞してきたら負けですがクレッフィゼルネメタモンを見て初手剣舞打ってくる人はガチでいません。
カイオーガに対してはクレッフィはカイオーガが珠だった場合1回しか動くことができないため、一度トドンに下げて欠伸を打ちクレッフィの行動回数を増やすように身代わり欠伸を絡めながら試合を組み立てていきます
クレッフィカイオーガ対面でトリトドン交代読み珠ダイアイスは絶対に打てないのでトリトドンを安全着地させてからどうするか決めれるから安定感があった。
(居座り光の壁だった場合めちゃくちゃ弱いダイマの使い方になるから打てない)
終盤一瞬だけ瞑想カイオーガが流行ったときは選出出来なかったが、瞑想カイオーガ使ったからこそ分かるが切っていいレベルでめちゃくちゃ弱い型なので流行ってる時以外は考慮せずにこのポケモンを信用していた。
壁ゼルネ、メタモン、エースバーン、カイオーガに相手の思考のリソースが割かれてこのポケモンはかなり軽視されやすかったので選出するだけでかなり噛み合っていた。
一見するとこの構築で浮いてるように見えるが、コピーエースバーンやカイオーガへの引き先になったり、カイオーガが一貫しないネクロトドンへのストッパーにもなったり、ザシオーガ以外にもたくさん選出したからこの構築の影の功労者だったようにおもう。
【立ち回り】
先行ダイマによる奇襲と壁ゼルネによるゆったりした展開のどちらかを選択するのが基本的な動きになります。
相手が受け気味の構築の場合は初手ダイマによる奇襲を選択することが強いですがそれ以外は状況によります。
・ザシアン
(1)ザシオーガ
トリトドンの身代わりや欠伸を軸に戦っていくことになるが、欠伸を貰った後の対戦相手の立ち回りは様々であるので相手がどういうタイプの人間なのかをチェックして試合展開を組み立てる。
もちろん1回目の行動と2回目の行動は変えてくる可能性があるので欠伸と身代わりのPPをフルに使って動きに一貫性があるかも確認できる。
あくまで欠伸と身代わりは対戦相手とのタイミングを揃える技なので、全て読んで行動する必要はない。
相手目線寝てるポケモンとゼルネアスが対面すると不味いので、寝かせた瞬間にザシアンバックしてくる可能性もあるからこの辺は様子を見ながら動いていく。
理想はまきびしを撒いてるのは前提で最速起きをケアできるタイミングでジオコンを積むことだが、相手がそれをさせてくれない時は最速起きを切るときもある。
(2)ザシオーガ以外のザシアン軸
エースバーンの初手ダイマからカイオーガメタモンを通していくことが多いです。
ゼルネアスはザシアン以外に取り巻きに通ってたら出します。
・ザシアン+ホウオウ
回りがトリトドンやポリ2などのサイクル系のポケモンで固められてる場合はホウオウ軸のサイクル構築なので、ホウオウの再生力を活かしてエースバーンをいなしてくる事が多いです。
初手ザシアン対面強気にダイアタックを選択するとホウオウをキョダイカキュウ圏内になるので相手のホウオウは再生力を活かして交代してくるのでそこでキョダイカキュウでザシアンを倒します。
それで相手にダイマを強要しカイオーガゼルネアスで詰めていきます。
初手HBホウオウの場合は燃えないことを祈りながらダイアタックするしかないです。
ホウオウがタイプ受けと再生力を活かすことを理解できればホウオウに対して自然と火炎ボールが選択でき裏のナットレイやザシアンを倒せるようになります。
・イベルネクロトドン
エースバーン+カイオーガ+トリトドンが多かったです。ネクロズマをゼルネアス圏内にいれれそうな時はゼルネアスも出してました。
イベルにはエースバーンで対面勝てる、トドンはカイオーガ受けのHDになってるのでエースバーンで倒せます。
トドンを倒せばカイオーガが通るのでそれを目指します。
日ネクに関しては万が一弱点保険だとしてもキョダイカキュウ+スカーフしおふきで倒せるので保険ケアしないことも多かったです。
理想はエスバネクロ対面でネクロにダイマ誘発させてトドン引きすることですが、相手がこちらが保険ケアするに賭けて龍舞を選択して来たりすることと、保険じゃないネクロもけっこういるので構築を見て保険ケアするかどうかは決めていた。必ず弱保ケアするのがこの環境の正しい選択ではないと思う。
・レジエレキ
基本選出に地面が絡んでない構築なのでレジエレキをけっこう選出されやすかったのでトリトドンを選出すると噛み合いやすかったです。
・ヒードラン
環境から消えているがゼルネアスのダイサンダーでゴリ押せるし、カイオーガがガン有利、エースバーン、トリトドンでも勝てるので全然重くない
メタモン意識でザシアン+ヒードランって出してくれれば
カイオーガが一貫する
・ザシアンイベルタルヌケニン
ヌケニンが襷であることが多いので、クレッフィゼルネメタモンでまきびしを撒けば勝てます。
ただ実際にはブーツをケアしてカイオーガで択をやってました。全て襷だったので基本選出だったら秒で勝てたんですけどね。
エースバーン+ゼルネアス+メタモンでいくことが多かったです。
イベザシはザシアンをメタモンでコピーされるのがかなりきついので、ザシアンメタモンが一貫するようにしていました。
・ゴリランダー
ゼルネオーガに草が一貫しているので重めです。
ゴリランダーは役割対象がいるとほぼ出てくるのでトリトドンとかは投げないようにしていました。
エースバーンゼルネアスメタモンみたいなゴリランダーが有利を取れるポケモンと対面させない選出が手堅かったです。
・メタモンへの対応
(1)ジオコン積んだゼルネアスをコピーされた場合
相手目線ウォールを合わせないと勝てないので壁がない場合や壁ターンが少ない場合はダイマを敢えて切らない
(2)ジオコン積んでないゼルネアスをコピーされた場合
ゼルネアスが準速、こちらのカイオーガが最速なので上からしおふきを打つことでゼルネアスを縛れています。
ジオコン積んでなければエースバーンでも対応可能
(3)エースバーンをコピーされた場合
ダイアタックを打った後にメタモンでコピーされてもこちらのエースバーンに膝がないので縛られません。
基本的にはエースバーン+スカーフカイオーガで相手のコピーエースバーンを対応していきます。
トリトドンが刺さっていそうならトリトドンの方がエースバーン受けは安定します。(ダイアタックには受けだしできないが)
(4)カイオーガをコピーされた場合
カイオーガミラーで選択される技が雷なのでスカーフ雷打たれてもゼルネアスで縛れます。
トリトドンが選出できるなら言わずもがなカイオーガトリトドンでメタモンを対応できます。
【きついポケモン】
・ミミッキュ
このポケモンはゼルネアス使う上でかなりきついポケモンだなと再認識できた。
メンヘラ型は確実にゼルネアスに電磁波呪いで削りをいれられ、アタッカー型はフェアリーオーラに便乗できるのでゼルネアス視点余裕がない。
ドレインキッスの回復を皮で防ぐこともできるのでゼルネアスに対して戦える要素をたくさん持っているポケモンだと思う。
ちなみにゼルネアスを最速にできるとまだ戦えると思う。
・ザシアン+鋼
環境によくいる並びだとザシアン+ナットの並びがきつかった。
ザシアンだけでゼルネアスを見てないので構築相性不利だと思う。
【最後に】
序盤からこの構築を使っていたが
3rom100位台から300位台でずっと戦えていたので、再現性のある構築が作れたかなと思います。
ただ禁伝1体の壁ゼルネほど楽に勝てる構築ではなくなってるのが正直な所。(これはルールが悪い)
対戦相手も自分がプレミするのを誘発してくるから自視点で何が一番選択肢として太いかを常に考え、ケアをするときはする、しないときはしないっていう切り替えが大事のように思う。
ケアをさせることで勝とうとしてくる人もいるから全ケアが正しい選択になってないのがこの環境の辛い所だなと思う。
それでは読んでいただきありがとうございました!
ランクマやる上で何かヒントになるものがあれば幸いです。