【はじめに】
こんにちは~。じゃにやまです。
今期も構築記事を書きました。
気長に読んでもらえるとありがたいです
【コンセプト】
レギュDで強い要素を複数構築に盛り込みたい
★初手枠を複数用意する
レギュDはレギュAやレギュCとは違い環境がいつまでも固まらない有象無象の環境で1000人いれば1000通り構築がある環境だと考えてます。
だからこのポケモンしか初手で置かないと決めると選出負けが多発するため、初手要因を複数決めるのが大事だと思ってます。
そもそも初手要因ってのは環境に多いポケモンを見て決め、少ないものは割りきるという考え方で成り立ってるが、こういう有象無象の環境だとそれで勝率が取れないと思ってる
↓↓↓
こういうふうに見れる範囲を広くとれるポケモンを2~3体用意します(字汚くてすいません)
コノヨザルは幅広く様々なポケモンを見れますが、ガブリアスやミミッキュと対面すると対面負けます。
だからそこに強くてかつまた広範囲で見れるポケモンとして今回はウーラオスとパオジアンを設定
見れる範囲は被っていい。
寧ろ全く被ってないとただの選出択になるだけなので。
★対面性能が高い崩し駒を複数採用する事
1つの崩し駒だけで有象無象のサイクル構築は倒せないため、様々な方向から崩すために構築に崩し要素を盛り込む。
眼鏡イーユイ+ガチグマのような対面性能の低い崩し駒は
これに適応されない
分かりやすく言うならパオカミラオスオーガポンの2から3体崩せる型にしてあげることで基本選出をするだけで相手のサイクルが崩壊する
レギュCまでの環境はけっこう受けをガンメタしたり、立ち回りが相当シビアじゃないとヘイラッシャとかを破壊するのがかなり難しかったと思う。身代わり巧みイーユイとか今だとあり得ないし、零度パオもたくさんいた。それは受けを破壊するのが難しかったからだと思う。
ウーラオスやオーガポンが追加されて対面性能の高い崩し駒が使える選択肢が増えたことで上記の理論を実現することが可能になった
あと基本的に崩しを1体見せると相手はそれ以外のポケモンの崩しをガン切りした立ち回りをしてくるから複数の崩し枠がいるとそういった立ち回りを咎めることができる
例えばパオジアンで悪テラス鉢巻を見せると裏から眼鏡ハバカミ、剣舞ウーラオス、剣舞オーガポンが出てこない前提で相手は動く(この構築の眼鏡はケアされないのは分かってるけど)
★基本命中安定で構築を固める
カミカイリューサフゴラオスを始めとした命中安定技を使えるポケモンが多いので自分だけが命中不安を打ちまくって下振れるわけにはいかない
ツツミのドロポンとかはカミサフゴいりに毎回2発打たないといけないので論外
つららおとしとリフストだけ命中不安はあるがこれでもかなり抑えた方だと思う
①コノヨザル@襷
性格:陽気 テラス:炎
特性:精神力
217(252)-136(4)-100-×-110-156(252)
ドレパン/憤怒/ステロ/命懸け
初手炎オーガポン意識でカウンターを採用したがコノヨ、鉢巻パオジアン、岩オーガポンと軸単位で炎オーガポンに強くしているため初手で炎オーガポンを投げる人がとても少なくあまり勝率に影響するほど強い技ではなかった。
ランド入りに初手コノヨ投げれるのだけが良かった
ランドロスはコノヨザルにかなり有利でとんぼがえりで憤怒の拳の威力をあげることもしないので地震飛行テラバで突っ込んでくるからカウンターが刺さり、後続の岩オーガポンの通りが良くなる
②ハバカミ@エナジー
性格:図太い テラス:霊
146(124)-×-117(252)-162(52)-156(4)-165(76)
ムンフォ/シャドボ/甘える/痛み分け
・テツノツツミにゴテラシャドボが94-112%
・H252サーフゴーにゴテラシャドボが乱数50%
この構築はコノヨバレル岩オーガポンがいて、サフゴの被選出率が100%のためサフゴ意識でゴテラにした。
サフゴはハバカミのテラスなしシャドボを耐えることができるし、カミのC振ってないシャドボならサフゴH無振りでも耐えることができる
だからサフゴ側はエナジーが見えた時あんまりテラスしないため、ゴテラシャドボが決まる試合が割とあった。
ゴテラをきってもサフゴとよく同時選出されるカイリューの神速耐性を損なわない事ができるし、ハッサムやヒードランに対して打ち合いが可能になるテラスなので面白いと思った。
③モロバレル@パック
性格:図太い テラス:水
221(252)-×-126(196)-105-108(60)-50
リフスト/ヘド爆/胞子/光合成
・ハバカミのテラス眼鏡ムンフォ2耐え
鉢巻パオジアンがハバカミと対面した時の引き先として採用。水ウーラオスと対面した時の表面上の引き先にもなる。
ただ実際は色々考えた結果引かなかった。
環境のカミは電磁波祟り目が多くそこまでバレル引きが強くないし、相手目線も電気テラスパオや襷をケアするとムンフォ選択せざるを得ないから。
ラオスに関しては水流にバレル引き合わせるとこちらの勝ち、とんぼに居座り合わせると勝ちの50%択なので色々考えた結果居座ろうと思った。そもそもスカーフ匂わせて鉢巻ですみたいなパターンもあるし、、、
まぁこれは起こりうる状況のなかでもかなり悪い方なので基本はこちらのパオジアンの行動回数を増やす運用として使う
炎オーガポン環境でも胞子読みで炎オーガポン着地される所にパックリフスト決めることができれば十分動かすことができる。
このポケモンはとにかく選出が難しい。安易に出すとパオジアンや飛行カイリューに蹂躙されるため、パオの行動回数が増やすことが大事な試合や明らかにバレルで詰んでそうな構築を見極めて選出する必要がある。
試合の終盤は相手もリソースを使い果たしているので
モロバレルを突破する手段がなくなっていることもあるため、光合成による詰ませが生きた試合があった
個人的にモロバレルを使うのが得意ではないので使うのを避けたかったが、レギュD環境は構築の種類が無限にありみんな様々なポケモンへの対応に追われて全部に完璧に対応できないため、自分みたいな下手なモロバレル使いでも普通の行動を取っているだけでパオの相方をきちんと務めることができた。
④パオジアン@鉢巻
性格:意地っ張り テラス:悪
155-189(252)-100-×-86(4)-187(252)
落とし/ファング/砕く/不意打ち
鉢巻悪テラスはウーラオスに打点がないため、7月8月は数をかなり減らしていたが、炎オーガポンをワンパンできる点が評価され環境に復帰、環境的な側面で言うとガブリアスや悪技を切っているサーフゴーもワンパンできる
そもそも鉢巻パオジアンは
つらら、ふいうち、噛み砕くで技構成が完結してるため(聖なる剣で拘る動きが弱すぎる)
サイコファングをいれる余裕が最もある型だと思い、ラオス入りに出す言い訳としてサイコファング採用
もちろん全ての型の水ウーラオスに勝てるわけではないが、そもそも電気パオジアンも全てのラオスに勝てるわけではないのでええやろって思っている
鉢巻悪テラスパオジアンを止めるためにキョジオーンが全員フェアリーなのが正直萎えてた
ラオスとか炎オーガポンとか意識のテラスが増えると思っていた。
⑤岩オーガポン@礎の面
性格:陽気 テラス:岩
155-172(252)-105(4)-×-116-178(252)
ツタこん/ウッホ/剣舞/はたき
後発炎オーガポンのストッパーとして採用
カイリューの神速にも耐性があるし、岩技は一貫性が高い技なので全ての構築に出せるんじゃないか?って最初思っていたが実際に使ってみると
岩オーガポンが通りづらい場面もけっこうあった。
ガブ、スカーフランド、ハッサム、ヒスイヌメルゴン、ドドゲザン、カイナなど対面で勝てないポケモンも普通にいる
だからこれらが入ってる場合に岩オーガポンを出すなら、オーガポン圏内に削る、剣舞をどこかで積むターンを用意するなどがいる
特に一番使ってて悲しかったのはエナジー電磁波カミに対してそこまでストッパーとして安定しない事。
エナジーカミに対してはウッドホーン→ツタコンの順で入ると対面勝つことができるが
電磁波を打たれると2回動かないといけないので勝率が50%ぐらいしかない。
サフゴの被選出率を考えて剣舞はたきにしたが、鉢巻パオ+剣舞ツタコンでもゴリ押せるから挑発も入れたかった。
挑発あると後発カイリューにめっちゃ強くなる
⑥水ウーラオス@グローブ
性格:意地 テラス:電気
207(252)-182(124)-130(76)-×-87(52)-118(4)
水流/ドレパン/剣舞/アクジェ
・テラス時ハバカミの眼鏡ムンフォ確定耐え
・テラスなしでエナジーツツミのフリドラ確定耐え
電磁波環境にブチ切れて電球を生やした熊
おもちゃテラスに見えてカイリューやサーフゴーから電磁波をめっちゃ浴びるポケモンなので電気テラス剣舞で爆アドを得れる。キョジオーンカイリューサーフゴーという並びは電磁波カイリューだけで水ウーラオスを見ているのでこのラオスだけで破壊できる。
ちなみに電磁波カミにはそこまで強くない。カミはラオスに電磁波よりムンフォ打つ方が強いのでムンフォ+後続のポケモンの圏内に入ってしまう。毒テラスにするとこれを防げるがカイリューサーフゴーの電磁波が重くなるので難しい。
ちなみに眼鏡カミにテラスは絶対切られない
襷、スカーフ、毒テラスグローブを全部切ってテラス権も消費してしまうから、スカーフを切って突っ込まれたり眼鏡シャドボを打たれることはあってもテラスまではしないだろうということでムンフォ半減じゃなくてもええやろと思った。
イーユイ、サンダー、レボルトを見ても余裕で投げれる点やカイリューの飛行テラバ、ランドの飛行テラバ、パオジアンの電気テラバにも耐性あるため電磁波拒否以外の電気テラスのメリットもそれなりにあった。
きついポケモン
・スカーフイーユイ
パオラオスカイリューに弱すぎるポケモンなのでいつも切ってます。ただどのシーズンも何故かいつもいます。
・スカーフ水ウーラオス+炎オーガポン
きついというか完全に択。パオラオス対面で
とんぼ以外押すならバレル引きしたいしとんぼ押すなら居座りたい。
こちらはバレル引き安定に見えて炎オーガポンvsバレル対面できると数的不利取って負け。逆に相手もラオスバレル対面できると脱出パックで後攻とんぼされるので数的不利取って負け。だから50%択。
再戦なのかは知らないけどめちゃくちゃ
居座り読み水テラス水流連打押されたw バレルいるのに良くテラスできるなぁ。
・スカーフサーフゴー
・パワーウイップ持ち炎オーガポン
水ウーラオスにテラス強要させることができるけど命中不安すぎていれるわけがないと思ってた。ウッドホーンは水ウーラオス耐えることができる
立ち回り選出メモ
・鉢巻パオジアン+岩オーガポン→初手後発両方の炎オーガポンケア
・モロバレルはイダイトウの襷150適応力お墓参りは
HP満タンなら耐える
だから襷まで削ってバレルのヘド爆で詰めるのが丸い
・vs受けループ
ドヒドを命懸けで破壊して後発岩オーガポン
HB特化ヘイラッシャは岩オーガポンの岩テラスツタこんぼうが33%から入り確3取れるので眠った瞬間に岩テラスツタコン連打でGG
地割れワンウエポンの場合は頑丈を残す方が強い可能性もあるからできればヘイラッシャの技構成を割ってから動きたいが、テラスしないとゆきなだれで負けるので一番安定は地割れ当たらないお祈りでテラスツタコン連打。でも当ててくるのが受けルーパー
・よくわからんマイナー構築ににコノヨバレルの2枚投げが刺さる
命懸けによる強引なパーツ破壊とバレルを突破できる手段がマイナー構築に少ないため
コノヨの裏からバレル出されると思わないので刺さる
・剣舞スケショガブがコノヨをガン起点にして試合を終わらせにくるので、基本ガブ入りにパオスタートしたいけど相手もパオジアンの引き先用意できなくてガブから来ない試合が多かった。
ガブリアスいりにコノヨをどうしても投げる場合はガブリアスに地震打たれてもいいから命懸けをぶっぱ(強い一手ではないが剣舞が即敗けのため)
・この構築はテツノツツミが一貫してるのでウーラオスは水テラス非推奨
キョジオーンの相方をテツノツツミにしてる場合もあるため、ラオスでキョジオーン破壊する場合に水テラスだとツツミが弊害になる
・スカーフ水テラス水流連打、俺のエナジーカミ受からない
・岩オーガポンの石化は火力が無さすぎるしあったところでパオジアンとかとのタイマンに勝てるわけではない
炎オーガポンは石化採用はあり
・相手目線コノヨは岩石封じや投げつけるなども技候補に入ってくるので
イーユイやパオジアンやテツノツツミがテラス切らずに突っ込むことも多々あり素直なドレパンが刺さる
・カイナいりはカイナが高確率で出てくるのでコノヨやウーラオスを軸にする
・コノヨザルは完璧に構築を組んでいる人には40点ぐらいの性能、変なポケモンばかりで組んでいる人にはかなり強い
・命懸けによる強引なサイクルパーツ破壊が相変わらず強い
・命懸けは後発イイネイヌや後発たてこもるヒスイヌメルゴンなど裏から明らかに遅いポケモンが展開される場合に
後発から出して11交換できたりする、カウンター命懸けがあるから後発対面駒でも運用可能、S+1ウルガモスに後発炎テラス命懸けからの岩オーガポンで役割集中までできたらコノヨザル玄人
・vsキョジオーンカイリューサーフゴー
自分の構築が受けが無理に見えるので受け3選出をよくされる。
ウーラオスを電気テラスにしてからはウーラオスで破壊
ウーラオスを電気テラスにする前は鉢巻パオジアン+剣舞はたき岩オーガポンで破壊
鉢巻悪テラスを即決でキョジに押して守るかフェアリーテラス再生読みで岩オーガポン引き。
パオジアンの鉢巻悪テラスを見た相手は裏から崩し駒に引いてくる事を想定せずに悠長に守ったりするからそこに岩オーガポンをあわせる。打たれてテラス再生なので引きに裏目はない
もし塩漬け打ってきた場合はフェアリーテラスではない決めうちをする。もしそれでフェアリーテラスなら切断してもいいレベル。
まぁBダウンも狙えるし、最悪パオジアンは切ってもいい。
・ゴテラハバカミはカイリューサーフゴー意識
【電磁波について思うこと】
自分は基本一撃技もつらら怯みも他の人より耐えれるタイプだが、この電磁波環境だけは心底運ゲー環境だと思った。
一撃技に関してはアグロよりの構築を使うとガチで打たれない。(受けルーパーだけは馬鹿なので打ってきます)
いつも一撃技に文句を言っている人は構築が受け系統によっているだけで、一撃技は殴ることが一番対策になります。これは本当です。
パオジアンの怯みに関してもパオの上を取れるHBのエナジーカミを使う、精神力コノヨを使う、HBの水テラスのポケモンを壁など要塞化してあげる、耐久ポケモンにマントを持たせるなど汎用性の高い対策で対策できます。
ただ電磁波に関してはカミカイリューサーフゴーの電磁波以外の行動もケアしなければいけないところがあるのと、電磁波を使うポケモンが様々なポケモンと組まれてるため
全てのタイミングでの電磁波をケアすることができません。
電磁波に強いポケモンを基本選出にするというのが一番対策になるんじゃね?って思われそうですが電磁波に強いポケモンはランドロス、ガブリアス、ジバコイルなどパオジアンがきつすぎるポケモンたちばかりでパオジアンにテラス読み、怯み、交代読みを全て通されてもおかしくないポケモンたちなので軸採用はあまり強いとは思いません。
パオジアンも電磁波も拒否できるキョジオーンはどう?って考えもありますが剣舞炎オーガポン、剣舞ウーラオスが普通に無理です。
宿り木アンコオーガポンなどのメタもきついし、今の環境のキョジは悪テラスパオジアンを受けるフェアリーかカミ受けの毒なので鉢巻パオジアンにつらら怯み連打されることもきつい。
相手の構築に炎オーガポンやウーラオスを見たとき、「この構築の炎オーガポンは剣舞ない」「裏から剣舞ウーラオスは来ない」など根拠のない願望を通すことでキョジオーン側は試合が成立しています。
あと剣舞ウーラオスをエアスラ電磁波カイリューだけで見る考えもめちゃくちゃ嫌いです。(強いポケモンを1体で見る考え方は弱いと思ってるので)
だから電磁波を対策しようとすると必然的に圧倒的に強いポケモンや強い要素が重くなるため、電磁波による運負けを切ることが最も勝率が高いのに、確率が収束せず運負けし続けるので本当に最悪の運ゲー環境だと思ってます。電磁波をS操作で使っている人は一人もいなかった。みんな麻痺待ちしていた。
自分が電磁波を使う側になることは考えなかった。ウーラカミパオのような火力が高いポケモンに思考回数を稼げない麻痺待ちするのがそこまで強くないし、地面タイプやサーフゴーやキョジオーンも多いため電磁波が通る未来が見えなかった。