duxia4’s diary

構築記事、育成論などをつらつらと書いていくブログです

【S6/885位】鉢巻パオジアン脳死初手ダイマ

 

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【はじめに】

こんにちは〜。じゃにやまです。

今期も構築記事書きました。

今期勝てたなって思う感覚がある方は

自分の記事は見なくていいです。

逆に今期あんまり勝てなかったと思う感覚がある方は見ると腑に落ちる部分があるかもしれないので良かったらみてください

【構築経緯】

S5の上位勢が眼鏡サフゴ、鉢巻パオジアンで結果を残していた事もあり環境でこの2体が序盤から流行っていた

上位勢が前期結果を残したものはとりあえず一旦使われるというのはよくある流れだが、自分は正直この2体は終盤には消えてるだろうなと思ってた。

何故なら鉢巻パオジアンは悪テラスなら初手スカーフイーユイ、初手ブーエナカミ、初手襷パオジアンで出落ちしてしまうから。

フェアリーテラスならスカーフサフゴ、スカーフイーユイで出落ちしてしまう

眼鏡サーフゴーに関しては相手が受けポケモンを選出せず対面選出で来られた場合に腐ってしまう可能性がある

両者とも共通してテラスタルによる行動保証には限界があり、行動保証を持つポケモンを相手が多く選出してきた時のケアをしたくなることを考えた時に襷パオジアンやHBサフゴやスカーフサフゴの使用率が終盤になるにつれて返ってくるだろうなと予測していた。

ところが序盤から終盤まで鉢巻パオジアン眼鏡サーフゴーがどの順位帯でも蔓延しているというとんでもない事態になっていた

自分は鉢巻パオジアン眼鏡サーフゴーを使っている人のプレイングを常に観察してきたが、スカーフイーユイもブーエナカミの初手も一切ケアしない、眼鏡サフゴに関してはテラス強要ターンにテラス切らない、

スカーフサフゴを全試合ケアしてもらう前提のプレイングなどを多用していてとてもじゃないが偉いプレイングとは程遠いものだった。

ただ誰も偉いプレイングしないなら自分も偉ぶって損をする必要はないと思いじゃあ俺も鉢巻パオジアン使ってやるよと上記の構築を組んだ


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①パオジアン@鉢巻

性格:意地っ張り テラス:悪

155-177(164)-100-×-97(92)-187(252)

つらら/砕く/聖剣/不意

悪テラス時スカーフサフゴのゴルラ耐え

 

まずは鉢巻パオジアンのメリットから

鉢巻パオは半減でも相手のポケモンを削る能力が高いため、ロトムなどに引いてきても余裕でつらら落とし連打押せる

パオに物理受けをだしたターン相手は交代読みで技を打ちたい(ボルチェンなど)のでそういった思考にもつらら連打が刺さるし、怯む確率まで考えるとつらら連打でいい

あくまでも対面に通る技を押し続けるだけで裏のカイリューやハバカミの圏内に入ってくれるので脳死で技選択ができる所が強いと思った

フロル、マスカーニャ、パーモット、テツノブジンなどの自分より遅い襷持ちのポケモンを減らしてる元凶であり都合の悪い状況も怯みで解決、つらら怯みでテラスチェックできるその姿はまさに厄災そのものだった

構築経緯にも書いたが初手スカーフイーユイや襷パオジアンや初手水テラスディンルーなども一切ケアせずに

鉢巻パオジアンを基本初手起きすること

を徹底した

ダイマと違い行動保証をつけてないのでガチの脳死プレイングでありこんなんで勝てるわけがないと思っていたが一生4桁で沼っていたのに構築変えた瞬間に最終日だけでレート10

0ぐらい上げることが出来て驚いた

ケアしたいという欲求を最終日まで捨てれなかったのが永遠に沼っていた原因だと思う。

ちなみに眼鏡サーフゴー鉢巻パオジアンを例として取り上げたがそれに限った話ではない今期はイーユイガッサ対面テラスなし噴煙突っ張など【相手は偉い行動を取ってくれる前提で動くが自分は偉い行動をしない】みたいなプレイングが横行してるシーズンだなと強く感じた。

でも結局はそのシーズンの環境だったり参加してる人たちの思考を考慮しろって事なんですよね。

自分にとって相性が良いシーズン悪いシーズンはあると思うけど、相性悪いシーズンで勝ちたいと思うなら合わせる必要がある

もちろん相性悪いシーズンは全然捨ててもいいと思うが、自分にとって無理なシーズンで少しでも勝ちたいと思うならそういうのが大事なのかなと思いました


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②ハバタクカミ@襷

性格:臆病 テラス:炎

131(4)-×-75-187(252)- 155-205(252)

ムンフォ/シャドボ/マジフレ/電磁波

ハバカミvs眼鏡サフゴ対面で

サフゴ側がスカーフをケアしてもらう前提でテラスをしない人があまりにも多かったため襷で使っていたが使用感が良かった

流行りの鉢巻パオジアンにも強く襷パオジアンをケアしてもらう前提の立ち回りも咎めれて環境への刺さりを感じた

ブーエナ発動しないカミは眼鏡に見えるため、相手のブーエナツツミやハバカミもHPを削る身代わりという選択が取りづらく電磁波が通った

電磁波は相手の後発竜舞カイリューへのケアにもなるし、電磁波からのこちらの竜舞カイリューを通すという強力な勝ち筋に繋げれる点がめちゃくちゃ強かった。


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③キョジオーン@残飯

性格:腕白 テラス:フェアリー

207(252)-120-195(220)-×-110-60(36)

塩漬け/身代わり/守る/再生

相手の構築にキョジオーンがいた場合はこちらもキョジオーンを出してサイクル戦をするが基本出さない。

キョジオーンヘイラッシャ入りに脳死で眼鏡サーフゴーを投げるプレイヤーが大半だったため、こちらの対面選出である鉢巻パオ+襷カミ+カイリューを通すための餌として構築に入れた

キョジオーンみたいなテラス前提ポケモンがいることで【テラスして殴ってくるカイリューに対する認識が薄くなる】【キョジ対策に1枠が割かれるためカイリューへの全対応ができなくなる】といったメリットを顕著に感じれた


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④ヘイラッシャ@チョッキ

性格:慎重 テラス:ノーマル

225-152(252)-135-×-128(252)-56(4)

ウェブタ/ヘビボン/捨て身/地割れ

シーズン序盤から使っていて使用感が良かったため使い続けたチョッキヘイラッシャ

相手目線からこのポケモンが特殊受けであるという認識がないためラッシャをハバカミやイーユイに後投げした際に相手に明確な受け先がいないことが多く、Aに振ってるウェーブタックルで相手に大ダメージを与える事ができる試合が多かった

眼鏡イーユイのあくはも2耐えできるぐらいには固く、最低でもイーユイやドクガに対してテラスを切らせることはできる

サフゴ対面も地割れ連打で飛行テラス強要させれる

 

キョジオーンを選出する場合は

【HBキョジオーン+チョッキヘイラッシャ+対面駒(パオカミカイリュー)】と選出する。

相手がサイクルを回してくるならキョジオーンの塩漬け身代わりで展開、相手が特殊ポケモンにテラスを切ってラッシャを強引に突破してくる場合は対面駒でのスイープを目標に動いていた

環境的な側面で言うとブーエナカミを見れるのが強い、身代わり瞑想ならヘビボン、甘える痛み分けなら地割れ

終盤になるにつれて瞑想型のほうが多かったので特殊受けで天然なのが活きた試合は多かった

技構成はウェブタ、地割れ、ヘビボンあれば後は何でもいい

ツツミやパオ削れるプレスでもいい、

何となくロトム削れる捨て身にしたが

まじで何でもいい


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カイリュー@ブーツ

性格:意地っ張り テラス:ノーマル

198(252)-169-139(188)-×-120-109(68)

神速/地震/竜舞/羽

1舞で最速ミミッキュ抜き

ノーマルテラス神速で無振りパオジアン確2

 

SV始まって半年たつが今まで自視点のカイリューの強みが本当に分からなかった。

自分が使う場合は型1つしか使えないし、相手が型全部ケアしてくれるなら強いけどそんなことしてくれる人はいないから自視点で積極的にゲームプランを組むってのを考えた時に普通にセグレイブとかハバカミとかの方が

自視点での性能が高いから強くね?って思ってた

カイリューが強いというより

カイリュー以外のポケモン

カイリューに対するリソースを割かせるって感覚がカイリュー使う上で大事なのがようやく分かった

今回の自分の構築で言ったら

①パオジアンでディンルーにテラスを使わせる

②カイナやハバカミなどにこちらの襷カミでテラスを使わせてカイリューが通る状況を作る

③構築にキョジオーンをいれて意識をそちらに割かせる など

ハバカミやパオジアンはゴーストテラスタル以外のテラスタルを吐かせる力が高いからテラスタル強要できた時点で神速が通る

相手目線カイリューがエースに見える構築を使わないってのはけっこう大事

その分相手がカイリューに全対応できるリソースを残してくるから

取り巻きの組み方によって化けるポケモンだと思うが構築を組むのが難しいとも言える

 

余談

シーズン終盤別の構築でキョジオーン軸の構築を使ってた時にとにかくブーエナ持ちの身代わり瞑想カミに当たり無限に搾り取られていた。舞カイリューをケアする甘える痛み分けよりもチオンジェンやキョジオーンをメタった身代わり瞑想のほうが多いことがあらゆる負け試合から分かっていたので舞カイリューを使ったがやはりケアされておらず勝てる試合がかなりあった。

キョジオーンを使っているとまじでブーエナカミって減ることはないんだなと再認識出来たのでハバカミの調査をしたいならキョジオーンを構築に一旦いれて見るのはありかもしれない。


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⑥サーフゴー@眼鏡

性格:臆病 テラス:鋼

163(4)-×-115-185(252)-111-149(252)

ゴルラ/シャドボ/気合玉/トリック

相手の構築にラッシャがいる場合に基本選出するがドクガがいるラッシャ構築には出さない

パオのつららに受けだしてきたラッシャに投げて眼鏡で負荷をかける目的で採用したが

パオラッシャ対面で釣ってくるリスク高い行動を取ってくる人がいるためつらら落としを連打してもおk

眼鏡サーフゴーは鋼テラスゴルラという

命中安定で受けポケモンに負荷をかけれる所が強いと表面上は謳われてるが

実際は【スカーフサフゴを対戦相手にケアしてもらう前提】で成り立っているポケモンだと思う

例えばハバカミのムンフォのタイミングでサフゴを後投げしてテラスを切らずに眼鏡ゴルラぶっぱとか皮の剥がれたミミッキュにサフゴを死に出しして影打ちを打ってもらうとか

だから構築経緯にも書いたが受けポケモンを構築にいれて対面選出をして眼鏡サフゴを腐らせたり、スカーフサフゴをケアしないことで眼鏡サフゴに楽に勝てるようになる

 

ちなみに筆者は【スカーフサフゴを対戦相手にケアしてもらう前提】の立ち回り…これだけは最後までできなかった。だって今のサフゴのトレンドが眼鏡やからスカーフケアしない人いるやろ普通に。

 

【おわりに】

【自身に行動保証持たせず相手の行動保証をケアしないポケモン】が流行り続けるかなり異常なシーズンだったと思います

あくまで上位勢の一部の人間が使ってただけやから終盤までどの順位帯でも流行るとは思わなかった。

結果として眼鏡サーフゴーや鉢巻パオジアンを使う際にヤンキープレイすることで行動回数を確保するみたいな立ち回りが確立されてるように感じた。

ツイッターで過去一勝てないみたいな呟きをたくさん見たけど、こういった環境の変遷が今までになかったためだと思う

最初俺も嫌やったしキレてたけど今期はそういうシーズンであることを理解した

普通のポケモン感でやる人ほどかなり苦しいシーズンだったと思う